エセおうちのじかん


なぜゲーノー人は、最近見らんくなったなーと思ったら逮捕されるんでしょう。
  
さて、先日帰省した際、ポコジィから庭でできた栗を山ほど頂いた。
ですが、栗料理なんかしたことねー!つって、
てか、皮むくのめんどくさそー!つって、
見て見ぬふりをしたり、友人に押し付けようとしたりしてた、ここ最近。
  
しかししかし、内田彩仍さんの本を読んだ翌日、
「あたし、栗の渋皮煮をつくるわっ」と、
短いエプロン(腰から先しかない、小洒落たやつ)でも巻きそうな勢いで
キッチンに立ったのでありました。
  
イメージはね、ジャズか小野リサを聴きながら、
微笑気味でゆったりと栗の皮をむき、
ル・クルーゼでコトコト栗を煮込んでる間、村上春樹の本を読んで、
読書にちょっと夢中になっちゃって、
いっけなーい!アクをとらなくっちゃ☆
とか、そんな感じ。
そして、冬の間はおやつにその栗を食べる、と。
上に泡がのっかってるコーヒー飲みながらね。
それか、今日は気分を変えてほうじ茶にしようかしら。
とか、そんな感じ。
  
実際はね、まぁそんなことないんですけども。
8時間かかったわー!皮むきから味見まで!阿呆かー!
  
でも、初めてにしちゃ美味しくできたんじゃないかと。手前味噌ですが。
しましまの長袖Tシャツに、しましまの長ズボンをはいて
『大奥』の再放送見ながらコタツで食べたけど、おいしかったよ!!
  
でも生まれ変わっても栗の渋皮煮屋にはなりたくないなぁと思いました。
  

栗の皮むきを手伝ってくれただんなさんの指に水ぶくれができました。
そんなだんなさんは、栗のことが好きでも何でもないそうです。