ちょっといい話

先週のある日。
その日は午後から雨がやむと天気予報では言っていたし、
家をでるときは晴れていたので、
わざわざ階段を戻ってまで傘を置いてきたにもかかわらず、
バイト先まで歩いていたら雨が降り出しました。
  
しょうがねぇ、つって、タオルをかぶり急ぎ足で歩いていると、
私に傘を差し出すひとりの見知らぬ紳士が。
  
「入っていきませんか?」
  
月9!?別マ!?
ロンバケやったら、ララララブソングが流れ出すだろう。
別マやったら、その男のコのバックにはなんかあの、
点で描かれたシャボン玉みたいなやつが飛ぶだろう。
  
あっぶねー!恋に落ちるとこやった。
  
ちなみに入れてもらって、
もっそい気まずい5分間を過ごしました。
小倉にもおるんだね、あんな優しい人。
あまりに嬉しかったので、昼休みにまっつんに自慢した。
  
あたしも今度雨にぬれながら歩くひとを見たら
差し出そう。思いやりという名の傘を。